まさにゃんブログ

延岡市議「稲田雅之(いなだ まさゆき)」

令和5年(令和4年度)3月議会閉会!・・・でも波高し!?

2月24日から始まった令和5年(令和4年度)3月議会も今日で閉会。

668億6800万円の令和5年度一般会計予算、約295億6000万円の特別会計、約115億1800万円の企業会計も無事に通過・・・とは、いきません。

と、言うのも一般会計のうち、

「歴史・文化ゾーン内駐車場管理システム事業費」(1億3528万5000円)

を引いた(667億3271万5000円)の修正案を、賛成多数にて承認して、閉会しました。

では、何故この予算を削る必要が有ったのか?

そもそもこの事業は、昨年来、次々と開館した「内藤記念館」「野口遵記念館」、そしてパークPFI方式による古民家風カフェのオープンも見据えて、点在する駐車場の利用台数の情報をリアルタイムで収集し、インターネットやカーナビによるタイムリーな満空情報の発信のために整備する・・・って事で・・・

実はこの事業、12月議会にて、約3億円掛けて整備するとして一度上程されたのですが、その時は議会が「実際にこのシステムを入れなきゃいけない程の状況が起こるとは考えにくい、もう少し様子を見て、本当に必要か否かを判断するデーターでもって導入を検討したらどうか?」と言うことで、一度否決された案件なんです。

それで、今回予算額を落としての再上程となった訳ですが・・・

実際に、そのシステムを導入しなけりゃいけないかどうかのデーターが揃っていない。

内藤記念館がオープンして数ヶ月たったが、未だに大混雑大混乱が起こっている状況に無い訳だし、今回はまだ時期尚早である。

と、言うことで原案否決、議会が出した修正案可決と成りました。

過剰投資という言葉も有りますが、皆様からいただいた大事な税金を投入する以上、今、本当にそこまでのシステムが必要かどうか?

データーを見据えた判断が大切だと考えています。