まさにゃんブログ

延岡市議「稲田雅之(いなだ まさゆき)」

本日臨時議会!結果は??

昨日お伝えした通り、本日臨時議会が招集されました。

議題は、「議案第108号(令和5年度延岡市一般会計予算)の再議」

つまりは、議会が削除(「歴史・文化ゾーン内駐車場管理システム事業費」(1億3528万5000円))して修正案を可決した事に異議があるので、再び審議してくれと言う事です。

・・・で・・・

先ず、再議が出された時点で、先日議会が修正して可決したこの予算案は、事実上効力を持たなくなります。

そしてそれを、再び議決し直すには、全議員の3分の2以上の賛成が必要となります。

つまりは、全議員の3分の2が再び賛成すると、市当局の再議申請は突っぱねる事が出来ると言う訳ですな。

・・・で・・・

結果は、賛成3分の2に足りませんでした。

つまり、この時点で議会が駐車場管理システム事業費を削除した予算案は消滅した訳です。

そして、代わりに復活して来るのが、駐車場管理システム事業費を含めた予算案になる訳で、今度は、その予算案を認めるか否か?ということになります。

この場合、可決するには、議員の2分の1の賛成が必要となるのですが、結果は、2分の1に達せず・・・つまり来年度の予算は議会を通過しなかったという事になります。

そうなるとどうなるか?新年度の事業執行が出来なくなるのです。

そりゃそうです。事業着手しようにもお金(予算)の使用が認められていないのですから。

そこで、議会は「駐車場管理システムを除く予算の執行を専決処分して欲しい」と、市長にお願いしに行きました。

この専決処分って言うのは、「本来は議会が議決しなければならない事件を、時間的に議会の招集を待てない緊急な場合などに、行政運営の遅れや滞りを防ぐため、例外的に市長が議会の議決に代わり意思決定すること」

今回の場合、年度替わりが目前に迫っているので、駐車場システム事業費分を除いた予算の執行を、異例中の異例ですが、議会側から市長に専決処分のお願いをした・・・と、こういう事なんです。

今回の件で、色々な意見が出されるでしょう。

選挙も近いのに、ゴタゴタを避けたら?と言う意見も有るでしょう。・・・でも、昨日のブログでも書きましたが、多額の予算を投入する以上、本当にそのシステムが必要か否かの検討を十分に行って実行すべきだ」と、ココは前回の12月議会での議論同様に筋を通しました。

市長の記者会見によりますと、議会の提案通り専決処分を行うとの事で、このシステムの予算については、次の議会以降に補正予算対応するとの事。と、言うことは、改選後の新しい議員達の判断に持ち越される訳です。